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東京・春・音楽祭 2019

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ダーヴィト・アフカム (指揮) スペイン国立管弦楽団及び合唱団の首席指揮者となって5期目に入る。1983年ドイツのフライブルクで生まれ、世界の素晴らしいオーケストラやオペラハウスに売れっ子の客演指揮者となり、近年のドイツから頭角を現した引く手あまたの指揮者のひとりとして、その名声を確立した。客演指揮者としては、フィラデルフィア管弦楽団、モントリオール交響楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団、▼続きを見るチェコ・フィルハーモニー管弦楽団へのデビューに加え、シカゴ交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、hr交響楽団、ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団、スウェーデン放送交響楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、NHK交響楽団との再演等が挙げられる。 18/19シーズンにおけるスペイン国立管弦楽団との主な予定は、ハイドン《天地創造》、シェーンベルク《グレの歌》、マーラーの交響曲第6番、ショスタコーヴィチの交響曲第7番等がある。また、セミステージ形式による主要オペラの上演は、マドリードにおける彼のシーズン中、大好評の呼び物となっており、16年はワーグナー《さまよえるオランダ人》、17年はR.シュトラウス《エレクトラ》、18年にはJ.S.バッハ《マタイ受難曲》とバルトーク《青ひげ公の城》を上演している。オペラ指揮者として18/19シーズンは、フランクフルト歌劇場でフンパーディンク《ヘンゼルとグレーテル》、シュトゥットガルト州立歌劇場でワーグナー《さまよえるオランダ人》等、ドイツでのオペラ・デビューを心待ちにしている。 14年グラインドボーン音楽祭のヴェルディ《椿姫》は評判のオペラ指揮デビューとなったが、このプロダクションはのちにイギリスとアイルランドへのグラインドボーンのツアーで再演した。17年には、マドリードのテアトロ・レアルでピエール・アウディ新制作のヒナステラ《ボマルツォ》を指揮し、満場の喝采を受けた。今後は、ワーグナー《パルジファル》、ドヴォルザーク《ルサルカ》、ヴァインベルク《パサジェルカ》、R.シュトラウス《アラベラ》等のオペラが予定されている。 6歳の時に地元フライブルクでピアノとヴァイオリンのレッスンを始める。15歳でフライブルク音楽大学に入学して、ピアノ、音楽理論、指揮を学び、その後フランツ・リスト・ワイマール音楽大学で指揮科を修了した。「若き才能のためのベルナルト・ハイティンク基金」の受賞者第1号であり、ハイティンクのアシスタントとして、シカゴ交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン交響楽団との交響曲チクルスをはじめとする主なプロジェクトの多くに携わった。08年ロンドンのドナテラ・フリック指揮コンクール第1位、10年「ネスレ・ザルツブルク音楽祭ヤング・コンダクターズ・アワード」初開催での受賞。09~12年までは、グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団のアシスタント指揮者を務めた。 これまでに客演指揮をしたプロジェクトは、ウィーン楽友協会での定期公演、16/17年タングルウッド音楽祭でのボストン交響楽団の他、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、シュターツカペレ・ベルリン、ベルリン・ドイツ交響楽団、シュターツカペレ・ドレスデン、フランス国立管弦楽団、エーテボリ交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、ニューヨークのモーストリー・モーツァルト・フェスティバル等が挙げられる。▲プロフィールを閉じる

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