ARTISTアーティスト

東京・春・音楽祭 2019

アーティスト

コスミン・イフリム (テノール) たっぷりとした声量と美しく彩られた声を持つテノール歌手コスミン・イフリムは、ヴェルディ、プッチーニ、モーツァルト作品のテノールや、ベル・カントの役で称賛を得てきた。2017/18シーズンは、ケムニッツ劇場で新制作の《ドン・パスクヮーレ》エルネスト、ブカレストのエネスク音楽祭で《画家マティス》ジルヴェスター・フォン・シャウンベルクを務める。▼続きを見る近年は、ブカレストのサラ・ラジオで《シモン・ボッカネグラ》ガブリエーレ・アドルノ役にデビュー、サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバルで《後宮からの誘拐》ペドリッロ、ブカレスト国立歌劇場で《ランメルモールのルチア》エドガルド、クルジュ=ナポカのルーマニア国立歌劇場で《清教徒》アルトゥーロ、《ラ・ボエーム》ロドルフォ、《リゴレット》マントヴァ公爵、ブレゲンツ音楽祭で新制作の《トゥーランドット》ポン等を演じた。その他には、ベルリン国立歌劇場で《ばらの騎士》テノール歌手、バイエルン国立歌劇場とローマ歌劇場で《後宮からの誘拐》ペドリッロ、ロンドンのクイーン・エリザベス・ホールで《椿姫》アルフレード、ビルバオ・オペラ愛好者協会(ABAO)で《連隊の娘》トニオ、《ビリー・バッド》スクィーク、カーライル・フロイド《スザンナ》リトル・バット、札幌の音楽祭でファビオ・ルイージ指揮による《ラ・ボエーム》ロドルフォ、バーセル歌劇場で《海賊》グアルティエーロ、テルアビブで《メリー・ウィドウ》カミーユ・ド・ロジヨン、また、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団とイスラエル各地を回ってロッシーニ《スターバト・マーテル》に出演した。 ルーマニアのイネウ(アラド)に生まれ、クルジュ=ナポカの音楽アカデミーで声楽と指揮を学ぶ。数々の重要なコンクールで優勝後、00年にウィーン国立歌劇場と契約を結び、新制作のドニゼッティ《ロベルト・デヴリュー》でセシル卿を初めて歌い、エディタ・グルベローヴァと共演した。程なくして、《ジャンニ・スキッキ》リヌッチョ、《ばらの騎士》テノール歌手、《ギヨーム・テル》漁師、《道化師》ベッペといった重要かつ需要の多い役をこなすまでになり、また、《ビリー・バッド》スクィークの演技に対してエバーハルト・ヴェヒター・メダルを受章、03年にはウィーン国立歌劇場の《ファルスタッフ》のプルミエでフェントンを演じ、ついに大躍進を遂げた。これまでに多くの世界的に著名な指揮者と共演しており、リッカルド・ムーティ、ズービン・メータ、ファビオ・ルイージ、小澤征爾、クリスティアン・ティーレマン、ドナルド・ラニクルズ、ウルフ・シルマー、ヴィエコスラフ・シュテイ、フランツ・ウェルザー=メスト、マルチェッロ・ヴィオッティ、リチャード・ヒコックス等が挙げられる。▲プロフィールを閉じる

出演公演

ページの先頭へ戻る