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東京・春・音楽祭 2019

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アイン・アンガー (バス) ガーディアン紙に「我々の時代におけるワーグナーの偉大なバス歌手のひとり」と評されたアイン・アンガーは、クリスティアン・ティーレマン指揮による《ラインの黄金》《ジークフリート》ファーフナーでバイロイト音楽祭にデビューした。その後、新制作の『リング』チクルスでフンディングを、ケント・ナガノ指揮によるバイエルン国立歌劇場、フランツ・ウェルザー=メスト指揮によるウィーン国立歌劇場、▼続きを見るセバスティアン・ヴァイグレ指揮によるフランクフルト歌劇場で演じた。それ以降は、ハルトムート・ヘンヒェン指揮《さまよえるオランダ人》ダーラントでミラノ・スカラ座、サー・マーク・エルダー指揮《ニュルンベルクのマイスタージンガー》ポークナーでサンフランシスコ・オペラ、サー・アンドルー・デイヴィス指揮でフンディングをシカゴのリリック・オペラ、ベルリン・ドイツ・オペラに加わってドナルド・ラニクルズ指揮《タンホイザー》でBBCプロムスにデビューした。近年のシーズンは、さらにワーグナーのレパートリーを広げ、カナディアン・オペラ・カンパニーのヨハネス・デビュス指揮《神々の黄昏》でハーゲン役、クリーヴランド管弦楽団とフランス・ウェルザー=メスト指揮《トリスタンとイゾルデ》でマルケ王役にデビューした。 2004年《リゴレット》モンテローネ伯爵でのデビュー以来、ウィーン国立歌劇場を拠点としており、セミヨン・ビシュコフ指揮によるムソルグスキー《ホヴァンシチナ》ドシフェイ、クリスティアン・ティーレマン指揮《ローエングリン》ハインリヒ王から、《ドン・カルロ》フィリップ2世、《ナブッコ》ザッカリア、《シモン・ボッカネグラ》フィエスコに至るまで、これまでに40以上の役を演じてきた。 最近のシーズンには、重要なデビューも含まれている。とりわけベルリン・ドイツ・オペラでリチャード・ジョーンズ演出のもと初めて演じたボリス・ゴドゥノフ役は喝采を浴びた。同プロダクションではアントニオ・パッパーノ指揮によりピーメン役を演じてコヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスにデビュー、また、ベルトラン・ド・ビリー指揮によりバイエルン国立歌劇場でジャック・アレヴィの演奏機会も稀なオペラ《ユダヤの女》のブロニ枢機卿を演じた。 今シーズンは、アントニオ・パッパーノ指揮により再びコヴェント・ガーデンでフンディングを務め、パブロ・エラス=カサド指揮《ラインの黄金》でテアトロ・レアルにデビューする。他に、ウィーン国立歌劇場でザッカリア、再びバイエルン国立歌劇場で《エフゲニー・オネーギン》グレーミン公爵、パリ国立オペラで初めてのプロダクションとなるトマーシュ・ハヌス指揮によるチャイコフスキー《イオランタ》、さらにフィリップ・ジョルダン指揮によるイヴォ・ヴァン・ホーヴェの新演出《ドン・ジョヴァンニ》で騎士団管区長を演じる。 コンサート出演では、アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団によるドヴォルザーク《スターバト・マーテル》、マルク・アルブレヒト指揮ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団によるマーラーの交響曲第8番、エディンバラ国際フェスティバルでサー・アンドルー・デイヴィス指揮《神々の黄昏》ハーゲン等がある。 その他の最近の主な出演には、BBCプロムスでセミヨン・ビシュコフ指揮《ホヴァンシチナ》、オラリー・エルツ指揮によるスコットランド室内管弦楽団とムソルグスキー《死の歌と踊り》、マリス・ヤンソンス指揮によるバイエルン放送交響楽団とマーラーの交響曲第8番、デイヴィッド・ロバートソン指揮によるシドニー交響楽団とヴェルディ《レクイエム》、リッカルド・シャイー指揮によるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とベートーヴェンの交響曲第9番等が挙げられる。 タリンの音楽アカデミーで学んだ後、地元エストニアでキャリアを積み、ライプツィヒ歌劇場とウィーン国立歌劇場のアンサンブルに参加した。10年より、フリーランスの歌手として活動している。▲プロフィールを閉じる

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