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東京・春・音楽祭 2018

アーティスト

甲斐栄次郎 (バリトン) 東京藝術大学卒業、同大学院修了。98年、第29回イタリア声楽コンコルソ・シエナ部門第1位・シエナ大賞受賞。99年、第4回藤沢オペラコンクール第3位、02年イタリア、リーヴァ・デル・ガルダでの第8回リッカルド・ザンドナイ国際コンクール第3位、同年プーリア州レッチェで開催された第10回ティト・スキーパ国際コンクール第1位。平成14年度五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。 96年二期会オペラスタジオ第39期マスタークラス修了。▼続きを見る修了時に最優秀賞、川崎静子賞を受賞。98年文化庁オペラ研修所第11期修了。99年文化庁派遣芸術家在外研修員としてニューヨークへ留学。02年五島記念文化財団の助成により、イタリア・ボローニャへ留学。 03年9月、ウィーン国立歌劇場にデビュー。その後、同劇場において10年間に渡り、専属ソリスト歌手として活躍。レパートリーは60役を超え、42役で約330公演に出演。12年《ロベルト・デヴェリュー》ノッティンガム公でE.グルベローヴァとの共演し、歌唱、演技共に高い評価を得たのをはじめ、《シモン・ボッカネグラ》パオロでは、ハンプソン、ヌッチ、ドミンゴ、フリットリ、フルラネット、サッバティーニらと共演。その他《ランメルモールのルチア》エンリーコ、《愛の妙薬》ベルコーレ、《ラ・ファヴォリータ》アルフォンソ11世、《蝶々夫人》シャープレス、《ラ・ボエーム》マルチェッロ、《マノン・レスコー》レスコー等、特にイタリア・オペラ作品のプリモ・バリトン役において高い評価を得ている。また08年、ウィーン国立歌劇場日本公演《ロベルト・デヴェリュー》にグアルティエーロ・ローリで出演。12年の同歌劇場来日公演では〈小学生のためオペラ《魔笛》〉において、物語のガイドを務めるパパゲーノを好演した。 国内においては、02年二期会創立50周年記念公演《フィガロの結婚》タイトルロール、《ニュルンベルグのマイスタージンガー》夜警、小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト《ドン・ジョヴァンニ》特別演奏会のタイトルロールを務める。04年には市川團十郎演出オペラ《鳴神》鳴神上人で新国立劇場にデビューし、11年、14年、17年には《蝶々夫人》シャープレスで出演。11年東京文化会館50周年記念公演《古事記》イザナギ、13年東京・春・音楽祭《ニュルンベルクのマイスタージンガー》コートナーに出演。その他のオペラ出演歴には、《フィガロの結婚》アルマヴィーヴァ伯爵、《コジ・ファン・トゥッテ》グリエルモ、《魔笛》弁者、《椿姫》ジェルモン等がある。 コンサートにおいては、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」、ベートーベン「第九」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、フォーレ「レクイエム」、マーラー「嘆きの歌」、ヤナーチェク「グラゴル・ミサ」等のソリストを務めている。 今後は18年2月東京芸術劇場コンサートオペラ《真珠とり》ズルガに出演予定。 東京藝術大学准教授。聖徳大学客員教授。洗足学園音楽大学客員教授。二期会会員▲プロフィールを閉じる

出演公演

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