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東京・春・音楽祭 2016

アーティスト

ヴィーブケ・レームクール (アルト) オルデンブルク出身。ハンブルク音楽演劇大学にてウッラ・グレーネヴォルト、ハンナ・シュヴァルツに師事し、優秀な成績で卒業。2006年、モーツァルト生誕250年、ハンブルク市の「モーツァルト賞」を受賞し、11年にはヴァルター・ウント・シャルロッテ・ハメル財団より「年間若手歌手賞」を受賞。キール・オペラ・ハウス、ハンブルク州立歌劇場、ハノーファー歌劇場に客演した後、08/09年には声楽の勉強を続けるかたわら、チューリヒ歌劇場の▼続きを見るアンサンブルメンバーに所属。同劇場にて、《ラインの黄金》エルダ、《ばらの騎士》アンニーナ、《魔笛》侍女3で大きな成功を収める。11年ザルツブルクのモーツァルト週間にルネ・ヤーコプス指揮で侍女3を演じ、12年にはニコラウス・アーノンクール指揮で同役にてザルツブルク音楽祭デビューを果たした。さらにオペラ・バスティーユ、バイエルン州立歌劇場にて『ニーベルングの指環』(ギュンター・クレーマー演出、フィリップ・ジョルダン指揮)に出演、同劇場にてケント・ナガノ指揮のもと《神々の黄昏》第1のノルン、フロースヒルデを演じる。 国際的な舞台において引く手あまたのソリストであり、またシュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、ルツェルン音楽祭、ナントのラ・フォル・ジュルネ等の将来性のある音楽祭にも定期的に招聘されている。さらには、とりわけウィーン楽友協会、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、バンベルク交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、及びビルバオ、東京、上海にも客演している。若手のコントラルト歌手として、ニコラウス・アーノンクール、フィリップ・ジョルダン、トーマス・ヘンゲルブロック、ダニエレ・ガッティ、マルク・ミンコフスキ、ハンス=クリストフ・ラーデマン、ラインハルト・ゲーベル、フランス・ブリュッヘン、アンドレアス・シュペリンク、オッターヴィオ・ダントーネ、フランツ・ウェルザー=メスト、リッカルド・シャイー、ケント・ナガノ、ダニエル・ハーディング等の指揮者と共演。近年はコントラルト歌手としての出演に精力的であり、主な出演としては、ダニエル・ハーディング指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で《ゲーテの『ファウスト』からの情景》、フィリップ・ジョルダン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で《セント・マシュー島》、同指揮で《ミサ曲 ロ短調》(出演予定)が挙げられる。特にチューリヒ歌劇場におけるオッターヴィオ・ダントーネ指揮のヴィヴァルディ《試練のなかの真実》は、大きな成功を収めた。2015/16シーズンは、ミラノ・スカラ座にてグスターボ・ドゥダメル指揮ベートーヴェン《第九》、東京・春・音楽祭にてマレク・ヤノフスキ指揮ワーグナー《ジークフリート》、トーマス・ヘンゲルブロック指揮パリ管弦楽団によるバッハ《マニフィカト》、アンドルー・マンゼ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェン《第九》に出演予定。また、マーラー《亡き子をしのぶ歌》をベルリン・ドイツ交響楽団、シェーンベルク《グレの歌》をハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団(ともにインゴ・メッツマッハー指揮)、マーラーの交響曲第3番をユッカ=ペッカ・サラステ指揮ケルンWDR交響楽団と共演予定。16年以降は、バイロイト音楽祭で自身の役柄の役を歌って夏を過ごし、秋にはアムステルダムのネーデルラント・オペラにデビューする予定である。 CD録音では、デッカからリッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とのバッハ《クリスマス・オラトリオ》、またハルモニア・ムンディからハンス=クリストフ・ラーデマン指揮ベルリン古楽アカデミー、RIAS室内合唱団とのC.P.E.バッハ《マニフィカト》等で、その歌声を聴くことができる。▲プロフィールを閉じる

出演公演

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