東京・春・音楽祭
2016
アーティスト
エリカ・ズンネガルド (ソプラノ)
2004年マルメ歌劇場でのトゥーランドット役におけるデビューで絶賛を博して以来、スウェーデン系アメリカ人のエリカ・ズンネガルドは、多彩で刺激的な世界的ソプラノ歌手としての地位を築いただけでなく、大胆で情感豊かな役作りと、知的で完成されたミュージシャンシップをも獲得してきた。特にR.シュトラウス、ベートーヴェン、プッチーニの音楽を歌うことを得意とし、ジュネーヴ大劇場にて《エレクトラ》クリソテミス、バイエルン州立歌劇場、▼続きを見るボローニャ市立劇場、ウェールズ・ナショナル・オペラ、バルセロナのリセウ大劇場、東京の新国立劇場、ミルウォーキーにてフィレンツェ・オペラと《サロメ》サロメ、フランクフルト歌劇場、メトロポリタン歌劇場、ケルン・オペラ、フィレンツェ・オペラにて《フィデリオ》レオノーレ、フランクフルト歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ストックホルムのスウェーデン王立歌劇場、ケルン・オペラ、ナッシュビル・オペラにて《トスカ》、ベルリン・ドイツ・オペラ、メトロポリタン歌劇場、スイスのマルメ歌劇場とノールラント歌劇場(ベリオ補作版)にて《トゥーランドット》に出演。その他の出演に、ケルン・オペラ、アトランタ・オペラにて《さまよえるオランダ人》ゼンタ、マルメ歌劇場にてヤナーチェク《イェヌーファ》、ヨナス・フォルセル《死と乙女》世界初演が挙げられる。ワーグナー作品では、《ワルキューレ》ヘルムヴィーゲ(エックス=アン=プロヴァンス/ザルツブルク)、ゲルヒルデ(METツアー/日本)、ミュンヘン放送管弦楽団との共演にて《恋愛禁制》イザベラ等を務める。
コンサートでは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、RAI国立交響楽団、オークランド・フィルハーモニー管弦楽団、デンマーク・フィルハーモニー管弦楽団、イェーテボリ交響楽団、マルメ交響楽団、カーネギー・ホールにてメトロポリタン歌劇場管弦楽団、ミルウォーキー交響楽団、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、スウェーデン放送交響楽団、クロウマタ・パーカッション・アンサンブル等と共演。ヴェルディ《レクイエム》、マーラーの交響曲第8番、ロッシーニ《スターバト・マーテル》、ツェムリンスキー《抒情交響曲》、ベートーヴェン《交響曲第9番》等のレパートリーの他、演奏会形式のオペラや委嘱初演にも出演している。指揮者では、マルコ・アルミリアート、ジョルダーノ・ベッリンカンピ、セミヨン・ビシュコフ、パオロ・カリニャーニ、リッカルド・シャイー、チョン・ミョンフン、ジェームズ・コンロン、アンドレアス・デルフス、グスターボ・ドゥダメル、クリストフ・エッシェンバッハ、アダム・フィッシャー、ハルトムート・ヘンヒェン、ローター・ケーニヒス、ヘスス・ロペス=コボス、ファビオ・ルイージ、ニコラ・ルイゾッティ、アラン・ギルバート、ジャナンドレア・ノセダ、キリル・ペトレンコ、サイモン・ラトル、ステファン・ゾルテス、トマス・ソンダーガード、マリオ・ヴェンツァーゴ、スティーヴン・ホワイト等との共演にも恵まれている。
インターナショナル・ヴォーカル・アーツ・インスティテュート(IVAI)、タングルウッド音楽センター、ブリテン・ピアーズ音楽学校、マンハッタン音楽学校の学部課程をすべて奨学生として学ぶ。1999年ニューヨーク市立大学クイーンズカレッジのアーロン・コープランド音楽学校にて修士課程を修了。そこで過ごした2年間は、現在の成功へとつながる深い示唆と安らぎに満ちたものであったと認めている。在学中は、合衆国におけるスカンジナビア文化の普及活動に対し、アメリカ・スカンジナビア協会から年間文化賞を受賞。また、ニューヨーク市立大学クイーンズカレッジの私立学校児童数百人のための社会奉仕プログラム"In time with Music"も設立している。▲プロフィールを閉じる
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