SPRING FESTIVAL IN TOKYO -TOKYO OPERA NOMORI-東京・春・音楽祭-東京のオペラの森-について

春に寄せて

「東京・春・音楽祭」も年を重ねて、14年目を迎えます。当初の音楽祭を思い返すと、音楽祭の規模、プログラム、 演奏の質など、音楽祭を始めようと思い立った形に少しずつ、近づきかけているのではないかと、足を運んでいただく 聴衆の皆様や、支援をしていただく企業の方々、地元上野の方々に、改めて感謝の念でいっぱいになります。 14年という時の経過は、長いようで、過ぎ去った時間の感覚からすれば、つかの間だったような気もします。 「続けることで、音楽祭は初めて形となる」と、挫けそうになるたびに励まして下さり、自らもこの音楽祭で指揮台 に立って下さったムーティさんや、4年に亘った《ニーベルングの指環》で、圧倒的な演奏によって、海外においても 「東京・春・音楽祭」の名を知らしめたヤノフスキさんをはじめ、音楽祭を支えて下さっているたくさんの演奏家に よって、音楽祭の発展が可能だったのだと、何年も先の音楽祭の準備をしながら、記憶の底に沈んでいた音楽が 彼らの表情とともに甦ります。そのときに、いつも思うのは、感動的な演奏を支えてくれるのは、類稀な集中力で 音楽を聴いて下さる聴衆の皆さんに対する誇らしい思いです。14年目の音楽祭、また新しい歴史のページを 開けるよう、多岐にわたるプログラムを企画しました。ぜひ、2018年も、春の祝祭に酔える、桜と音楽の響宴「東京・ 春・音楽祭」に、足を運んでいただきたいと願っています。


東京・春・音楽祭実行委員会
実行委員長鈴木幸一

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